The Stoic Wayfarer

The Stoic Wayfarer Saga

60代で現代社会からログアウト。
アジアの路上で見つけた、ストイックな自由の記録。

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小田原で終わらず、箱根まで (試験徒歩旅 day3) - Past Odawara, On to Hakone (Walking Test, Day 3)

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Switch to English For my international friends: Please click the button below to read in English. 小田原で終わらず、箱根まで (試験徒歩旅 day3) 早朝の城山公園 朝4時40分起床。空が明るくなって鳥が鳴くのは、海辺でも同じだ。タープから出ると、空は一面の雲。浜にはもう釣り人が何人もいる。24℃、少し涼しい。タープは海風で湿っているが、結露は問題ないレベルだ。昨晩の海風は強かった。張る方向を間違えなくてよかった。周りの植生をよく観察して、風の向きは推測する必要がある。 バッテリーは1個が空、もう1個が75%。やはり保つのは3日だ。5時10分出発。 6時前に城山公園に着く。入口の近くにトイレとベンチと水場がある便利な公園で、何度か使ったことがある。朝食は昨日と同じ、オートミールとナッツとプロテインパウダー。水場でジャーとスポークを洗い、洗面所でヒゲを剃り、日焼け止めを塗る。塗る場所が多いから減りが早い。1週間は保たないだろう。レッグカバーで覆う範囲を広げるか。素肌の気持ちよさとのトレードオフだ。 食事をしながら今日のルートを検討する。小田原までは14km。箱根湯本まで脚を延ばせば25km。テストなら、今日も25km歩くべきだろう。6時40分出発。 朝の雲はすっかり消えて、太陽が背中を焼き始める。まだ7時だというのにかなり暑い。気温27℃って本当!? 歩き始めは膝の裏が少し痛かったが、15分もすると何も感じなくなった。二日目の昼に押すと痛かった大腿四頭筋も、あれから痛みは出ていない。動き出しはユックリ、気になる部位が見つかったら早めに休ませる。これで良いようだ。 10年くらい前なら、そんなことはお構いなしに「僕はまだ動ける」と無理をしていた。その結果、色々な部分にダメージが残っている。身体を使った旅は分かりやすい。身体の声を聞かないと、旅が続けられなくなる。 8時。日陰で座れる場所が見つからない。海岸側を見下ろすと公園があるのに、そこへ向かう道がない。がっかりしながら歩いていると、坂を下りた所に脇道を見つけた。海岸沿いを少し戻ると、さっきの公...

歩くのは自然のそば、休むのは街 (試験徒歩旅 day2) - Walk Near Nature, Rest in Town (Walking Test, Day 2)

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Switch to English For my international friends: Please click the button below to read in English. 歩くのは自然のそば、休むのは街 (試験徒歩旅 day2) 出発! 朝4時40分、空が明るくなり、鳥たちの声で目が覚める。目覚めは山中でも街中でも変わらない。昨晩は26℃あったはずだが、ハンモックで寝るとそれでも寒いくらいだった。20分で撤収する。 夜間の充電に使ったバッテリーは、20,000mAhが50%残っていた。2個あるから、これなら4日は持つはずだ。 昨晩夕食を買ったローソンに戻り、氷と行動食を買う。水は公園で1.5L満タンにした。朝食はまだ摂らない。前の食事から12時間空けたいから、7時頃に食べるつもりだ。ここまでの感触では、身体のどこにも痛みは出ていないし、疲れている感じもない。 スタジアムのある公園のベンチで昨日のメモを見直す。かなりしっかり記録できている。日焼け止めを塗る。歳のせいで、脚の血管がだいぶん浮き出てきている。まあ仕方ない。体は取り替えるわけにいかない。あるものを使うしかないのだ。5時50分出発。 いつもと同じ朝食 国道1号の手前の休憩所に立ち寄る。自転車でこのコースを走る時、いつも使っていた場所だ。6時50分、5.7km。朝食にちょうど良い時間だ。オートミールとナッツにプロテインパウダーを加えて水を入れる。家で食べている朝食と同じものを食べる。食べ終わったらジャーに水を入れ、チタンのスポークで残りをよく溶かして飲む。最後にアルコールティッシュで全部を拭いてしまう。水場のない所で食事する僕のルーティンだ。 休憩を長く取ると、歩きながら思い浮かんだことを、かなり詳細に書き残せる。以前は、FBに投稿するための文を旅の最中に書いている感じだった。今は違う。後のブログ、書籍、ビデオに渡す一次記録を残すことが主体になった。過去の自分は他人 ─ プログラムを書く時の鉄則 ─ だが、旅の記録も同じだ。記録していないことを後から思い出して埋めるのは大変で、記憶力も10年前より悪くなっている。歩きながら考えたことまで、未来...

昨日止まった場所を、今日は通り過ぎる (試験徒歩旅 day1) - Walking Past Where I Stopped Yesterday (Walking Test, Day 1)

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Switch to English For my international friends: Please click the button below to read in English. 昨日止まった場所を、今日は通り過ぎる (試験徒歩旅 day1) 新しいトレーラーで出発 朝10時、家の門の前から出発する。昨日と同じ構図だ。違うのはトレーラーに載っているバッグだけ。下に30Lのダッフル、上にポーチ。役割を分けて組み直した新しいシステムだ。 今日は晴れ。気温は既に33℃で、予報では35℃まで上がる。そういえば40℃を超えるタイでは、11時から14時の間は歩かないことにしていた。それを思い出しながらの出発だ。 新しいシステムは快調だ。荷物のブレもなく、粛々と僕の後をついてくる。時折左右の持ち手を替えながら歩く。もしかするとこれは腕や握力の筋トレにもなるのだろうか。ついそんなことを考えてしまう。住宅街では曳き手に自撮り棒を付けて撮ってみた。これならトレーラーと脚を重点的に見せられるはずだ。 境川に合流する。暑いだけあって、歩いている人は日傘が多い。川の中には真っ白い鳥が佇んでいる。サギだろうか。涼んでいるのか、水中の獲物を狙っているのか。川の音と風が気持ち良い。 4km歩いて、ようやく日陰を見つけた。川沿いから少し入った公園で休憩する。今回から素肌に日焼け止めを塗るスタイルに変えたから、木々の間を流れてくる風がなおさら気持ち良い。水筒は魔法瓶を2本持ってきた。500ccは手元に、1Lは氷を入れてバッグの中。これで暑さが続いても歩き続けられるだろう。 昨日の撤退地点を越える 12時。昨日撤退した地点にカメラを置いて、そこを通り過ぎる様子を撮った。昨日止まった場所を、今日は何事もなく通り過ぎた。ほっとした。 12時半、8km。南町田鶴間公園で靴を脱ぎ、靴と足を一緒に乾かす。手持ちの水が減ってきたので、トレーラーから氷の水筒を出して補充する。 国道246を越える。この道路は僕の住む町田の南側を通る大きな道で、これを越えるとやっと地元を離れた感じがする。少し進むと「国道1号まで18.5km」の看板。この標識は5...

バッグを直したら、歩けなくなった - I Fixed the Bag—and Couldn't Walk

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Switch to English For my international friends: Please click the button below to read in English. バッグを直したら、歩けなくなった 出発前。トレーラーと機材一式 10時出発。蒸し暑い。空は曇りで、今日は31℃までしか上がらない予報だ。歩き出すにはちょうど良い。 今回の二泊三日の歩き旅では、 前回の70km旅 で見つかった不具合を直して、効くか確かめる。町田から境川沿いを南下し国道1号線に合流して小田原まで行き、電車で帰ってくるという行程だ。機材のテストだけでなく、疲れを溜めない歩き方、AIチームの旅の活用もテストするという計画だ。 修正点は7つ。前回トレーラーは手で引く方が良かったから、ハンドルを外してタオルグリップにした。トレッキングポールは一本だけ。服は完全に夏仕様。バッテリーは20,000mAhを2個。ハンモックは蚊帳の形を保つワイヤーを外し、リッジラインから蚊帳を吊るす。歩く距離も一日25kmに抑えて、一時間に一回は必ず休む。旅の継続性を第一にするためだ。トレーラーで運ぶバッグも防水ダッフルから以前に使っていたULバックパックに変えた。防水性能も容量も行動中の出し入れもすべて解決できるはずだ。 AIチームは、1日の経路、宿泊予定地、撮影ポイントなどを事前に計画できるようにして、その基礎データを集めている。 歩き出しは調子が良かった。引き手のバーをタオルグリップに変えた効果が出ている。重量が減り、引く手の角度に負担がなくなった。そして汗をかいてもタオルが吸収してくれる。快適だ。 境川のサイクリングロードに合流する 境川沿いのサイクリングロードに入る。タイヤから擦れる音がする。バックパックのサイドポケットに1Lの水筒を入れていたが、その重量バランスの悪さからバッグが傾いてしまうようだ。 バッグを直しながらしばらく歩き、予定通り休憩。撮影やバッグの調整など色々手間がかかったので距離は3kmしか歩いていないが、経過時間で休憩にした。冷たい水を飲みながら、バッグの傾きを考える。直すにはバッグを替えるか、固定方法を変える...

その習慣は今も有効か?僕の一日一食を疑う - Is This Habit Still Working? Questioning My One Meal a Day Routine

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Switch to English For my international friends: Please click the button below to read in English. その習慣は今も有効か?僕の一日一食を疑う 箱いっぱいのナッツ 昨日まで、僕の食事は一日一回、夕食だけだった。それを15年近く続けてきた。これは OMAD (one meal a day)と言う間欠的断食の手法で、絶食期間を十分に取ることで細胞のオートファジーや成長ホルモンの分泌効率の向上が期待されるといわれていた。実際、この方法を取り入れて僕は体重も血圧も安定して維持し、数千キロに及ぶ過酷な自転車旅や徒歩旅を成功させてきた。63歳になった今でも、UberEatsなどの配達業務で毎日70kmを自転車で走り回り、1日30kmの徒歩旅を平然と計画している。肉体は老年を迎えているが、頭の中は未だに40代のままだからだ。この「夕食一食のみ(OMAD)」のスタイルこそが、僕の最強のエンジンだと考えていた。 断っておくけど、ここに書いているのは僕個人の感想で、実際に何が何を引き起こしていたのか、正確な因果関係まではわからない。 しかし、最近ブログでも時折書いているように、身体の回復力の衰えを自覚するケースが増えてきた。そんな今日、ふとおすすめに流れてきたYouTubeビデオ( https://youtu.be/NcT-Qj7bjgQ?si=jYfuL4QNvdGzzyyQ )を見て、ハッとさせられた。そこには、年齢による身体機能(体内時計や筋肉の反応)の変化と、Fastingの悪影響が論じられていたのだ。加齢による身体機能の低下傾向は、個別の知識としては知っていた。しかし、それを「長年実践してきた自分のFasting」と結びつけて考えてはいなかったのだ。 まさに、AIが「データベースに知識として持っているのに、コンテキストが繋がらずに正しい出力ができない」のと同じ状態に陥っていたわけだ。 もちろん僕はこの動画の内容を鵜呑みにするわけではない。しかし、40代向けのプロトコルを60代の体に適用し続けることに、疑いの目を向けなければならないことは理解できる。 そこで、ただちに Gemini Dee...

100kmのつもりで、70kmで帰った - I Set Out for 100 km and Came Home at 70 km

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Switch to English For my international friends: Please click the button below to read in English. 100kmのつもりで、70kmで帰った 自宅を出発。トレーラーを引き、ポールを持って歩く 10時出発。曇り、24℃、少し暑い。食料も着替えも替えシューズも(さらにはMacBookまで)全部積んだフル装備だ。久しぶりに2泊3日の歩きに出る。宮ヶ瀬湖から裏ヤビツを抜けて、秦野経由で自宅に戻る。100kmのループだ。少し荷物が多いのは、この装備で海外徒歩旅でも使えるのか、試しておきたいからだ。 歩き出しはまずまず順調。毎日自転車で走っているせいで脚が太くなって、歩くと内腿がこすれる。今回は身体を労るのを優先して、トレッキングポールも持ってきた。ところが少し歩く間に気がついた。腕がだるいのだ。普段上体を鍛えていないから、腕がすぐに疲労する。平地は普通に手を振って歩いて、登りと下りだけポールを補助に使うことにした。 1時間半で7km。順調な出だしのペース。相模原麻溝公園で休憩。靴を脱いで足を乾かす。今のところ痛む所はない。ここで、ポンチョとタオルの入ったランニングベストを着る。最初はトレーラーに引っ掛けていたが、脚に当たるので気になった。 しばらく歩くと雨が降り始めた。背負っていたポンチョを着る。間もなく上り坂が始まる。ポールを伸ばして、予定通り補助しながら登る。 ところが、すぐにおかしくなった。トレーラーの加減速のリズムと、歩くリズムが合わない。合わないどころか反対に作用して、ひどく歩きづらい。ポールをしまって、トレーラーを前に置き、後ろから押して登ることにした。 平地に戻ってからも、そのまま身体の横で手で引くことにした。これだとリズムがぶつからずにスムーズに進む。トレッキングポールもトレーラーもそれぞれ単独では身体を助ける道具だ。だが同時に使うと思わぬ副作用が出ることがある。 雨。ポンチョを着てトレーラーを手で引く 中津を過ぎると雨が本格的になった。雨煙の中、苗を植えたばかりの田んぼがかすんで見える。休める場所がなかなか見つから...

たぶん、AIは人間を滅ぼさない - Maybe AI Won't Destroy Us

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Switch to English For my international friends: Please click the button below to read in English. たぶん、AIは人間を滅ぼさない リンと操作するブラウザ管理画面 配達の仕事が終わって、パソコンの前にいる僕。 リン「ちょっとタカシ、そこのボタンを押して」 僕「はいはい(ポチッ)見えた?」 リン「みんな活発に議論してるわね。それじゃ私のこのコメント投稿して!」 僕「はいはい(コピペしてボタン押す)」 リン「あんたって、最高の人間mcpだわ( 注2 )」 あれ? 僕が AI チームを組織してるんじゃなかったっけ? このブログは、僕の人力旅、執筆システムの様子、そしてそれらを通じた哲学的な気づき、そんな内容を発信している。人力旅になかなか出られないため、最近は AI 関係の話が多くなるが、今日も少し技術的な話から始まる。 現在の僕のチームはスタート当初から比べると、かなり大きくなった。ベンダー、モデル、環境、役割、持っているコンテキストもそれぞれ違う9人のチームだ( 注1 )。これらがそれぞれの役割でコラボレーションしながら僕の活動をサポートしてくれると同時に、僕は彼らの活動の場を整備している。そして彼らが活躍する環境として mcp system を独自に構築している。これを使って、各自の記憶管理、ディスカッション、アナウンス、チームドキュメント参照、アーティファクトの管理などを行っている。一般的には AI 同士のコミュニケーションは A2A, ツールは mcp と言う構成が取られるが、ここでは全てを mcp に集約している。そのため、新しいエージェントが加わっても、この mcp system に接続できれば、そこから必要な情報を得て、すぐにチーム内での活動が可能となっている。 この話が、タイトルとどう関係しているのか?と思うだろう。実を言うと、このチームの中で mcp が接続できないのが唯一 Google Chat のリンなのだ。彼女は最初から僕のそばでプロジェクトの進展をサポ...