The Stoic Wayfarer

The Stoic Wayfarer Saga

60代で現代社会からログアウト。
アジアの路上で見つけた、ストイックな自由の記録。

📚 シリーズ全巻をAmazonで読む

投稿

システム開発と旅 - The Day System Development Became a Journey

イメージ
Switch to English For my international friends: Please click the button below to read in English. システム開発が旅だった話 千種川ほとりで 折角 M5 MacBook Air が来たので、Local LLM で遊んでみよう。 最初はそんな気軽な話だった。 「ふむふむ、LM Studio で Apple Silicon にチューニングされたモデルを使えば良いんだな...。早速やってみよう」 アプリをインストールし、モデルをダウンロードする。 そしてチャットを開いて話しかけてみる。 「おー、このマシンだけでここまでできるのか!」 最初は、感激していた。 しかしそれも束の間の喜びだった。 「なんだこれは。出鱈目ばかり。指示していないこともやり出す始末…」 期待は、儚くも消え失せた。 まあ、そんなものだ。現実は甘くない。 これで、AI ベンダーの課金も減らせるかも…なんて夢のまた夢。 だが、用途を絞り込めば何か使えるかもしれない。 そこで、我がAIチームの出番だ。 各種 LLM を評価し、用途を絞り込んでいく。 その過程で、高価な AI agents の作業を肩代わりしてくれる半知的ツール群を整備する事にした。 まず AI 達の要求を取りまとめる。 そして AI に仕様を作らせる。 最後は AI がソフトウエアを作って検証。 人間の僕は、彼らの間を走り回る。 30分程で、いくつかのツールができた。 出来上がったものを眺めながら、また思いつきが現れた。 今週ずっとAI使用トークンの削減に取り組んできた。 これを、この仕組みでさらに効率化できる。 「記憶の復帰プロセスを自動化しよう」 作ってはテスト、修正してはテスト。 1時間ほどで完成した。 しかし、今使っている AI Agents は7人いるが、このコマンドを使えるのは3人だけだ。 どうすれば、コマンドを使えな...

MacBook Air M5

イメージ
Switch to English For my international friends: Please click the button below to read in English. M5 MacBook Air がやってきた 新しい MacBook Air M5 今週は、税務処理などペーパーワークが多くて、旅関連の作業はあまり進まなかった。 しかし、大きな出来事がひとつ。 僕が現在運用しているこのデスクトップカンパニーは、Apple MacBook Air M1 (2020) の上で動いている。 流石に5年以上経つと、バッテリーの劣化や画面の破損、キーボードのヘタリが目立ってきた。 昨年末に一旦は修理か買い替えを検討したが、この春に新型が出るという噂を聞きつけて、なんとか騙し騙し使ってきた。 しかし、その我慢も今日まで。 新しい M5 chip を搭載した MacBook Air が、我が家にやってきた。 メモリ 32GB、ストレージ 1TB。 標準構成より少し奮発してある。それはローカルでもAIを動かしてみたいからだ。 5年前は、最後の Intel 12" MacBook からのリプレースで感動したが、今回も同じ感動を味わった。 美しい画面、しなやかなキーボード、爆速のスピード。 設定やファイルの移行も一時間ほどで自動で終了した。この辺りは流石Appleだ。 AI関連も更新が続いている。一旦は有料利用をやめていたChatGPTだが、最新モデルの機能向上を受けて再び戻した。これでGoogle、Anthropic、OpenAIの3社に課金することになった。どれも月額20ドル程度なので大きな負担ではないが、それによる生産性の向上は驚くべきものだ。そしてこれらを使い込むうちに、PCの使い方そのものが根本的に変わりつつあることを実感する。 この新しいMacBookを前に「AIが当たり前に存在する世界で、パソコンはどうあるべきだろう?」と考え始めた。ひとつ気づきを得るとAI達と長い問答が始まるのはいつも通り。何千行もの議論の果てにたどり着いたのは...

DIY徒歩用トレーラー - DIY Walking Trailer

イメージ
Switch to English For my international friends: Please click the button below to read in English. DIY徒歩用トレーラー Ver.14 新型ウォーキングトレーラー ver.14 今日も音楽を聴いていると、閃きが降りてきた。 「あれだ!」 急いで裏庭に行き部品を漁る。 「これだよ。」 それは5インチのキックスクーター。 でもそれに乗る訳じゃない。 目的はハンドルポスト。 現在作成中のウォーキングトレーラ、引き手にトレッキングポールを使っていた。 それは、トレーラーの引き手、タープの支柱、山道を歩く時の杖、と一台3役になるからだ。 しかしそれに拘ったため、トレーラーの強度と仰角の調整に苦労していた。 そこで一台3役を諦めて、L字になる軽量で丈夫な引き手を探していた。 アルミパイプを買って加工するか…と考えていた時に、この閃きが降りてきたのだ。 現物合わせをしてみなければならないので、スクーターからハンドルバーを外す。 そして最初はトレッキングポールの代わりにトレーラー下部に固定を試みていたがうまくいかない。 どうするか眺めていると、トレーラーの支柱とハンドルポストの太さがいい感じに見えてきた。 そこで、支柱に刺してみると…ジャストフィット。 まるでこれ専用に設計されていたかの様にうまく組み合わさった。 早速新しいトレーラーを腰に付け、歩く。 いい感じに追随する。 ただ少し距離が近いようでたまに足にあたる。これは帰ってから直せばいいだろう。 川沿いを試験歩行 新しいハンモック 4km 歩いて、新しいハンモックを張って一休みする。 このハンモックは次に使う予定だ。 今までハンモックと蚊帳を別々に持っていたが、今回は一体型。しかもワイヤー支柱が付いている。 これでハンモックの形も維持しやすく、地面で寝る時は蚊帳に...

旅するエンジニアの自転車遍歴 - A Traveling Engineer's Cycling History

イメージ
Switch to English For my international friends: Please click the button below to read in English. 佐世保九十九島を望む 旅するエンジニアの自転車遍歴:どれが僕のベストバイク? ついに本格的な花粉症の季節がやってきた。 おかげで僕は鼻水を垂らしながら配達をしている毎日だ。 もちろん自転車、しかも人力だ。 せっかく「自転車旅」ってブログタイトルに書いてあるのに、 自転車の話題が一個も出てこないのはおかしくない? というわけで、今日は僕の自転車の話。 スポーツ自転車に目覚めたのは40歳前。 それまでの喫煙習慣をスパっとやめたおかげで、なぜか体重が10kgも増えてしまったのだ。 なんとか体重落とさないと...と始めたのが、ウォーキングと自転車。 (なんだか、やってる事は20年経っても何も変わっていない) 最初は安いクロスバイクを買って、東京から妻の実家の静岡まで140km程を走ってみたりした。 おかげで2年も経つと、体重も落ちてきて自転車にも慣れてきた。 そこでロードバイクを買った。 そのスピードには痺れた。人力だけでこんなに速く遠くに行けるのかと、感動したのを覚えている。 それから10年、仕事を辞め旅に出る事にした。 最初はロードバイクを使おうと考えたが、運搬と荷物量を考えるとこれは向いていない。 そこから、僕の折り畳み自転車遍歴がはじまった。 僕の旅の本に出てくる、20インチの8速の折り畳み自転車、14インチシングルスピード自転車。 トレーラーで荷物を曳いたり、バイクパッキングスタイルで荷物を付けたり。 基本的に、どれも飛行機などで運搬しやすい形に納めている。 僕は旅にスピードを求めていないので、これでも十分に楽しめた。 じゃあ、最初のロードバイクはどうなったか? 悲しい事に、ライフスタイルが変わると利用シーンが変わり、車庫で眠ったままになっていた。 ある日、それを眺めながら、ふ...

旅と音楽 - Journey and Music

イメージ
Switch to English For my international friends: Please click the button below to read in English. 琵琶湖の夕陽 (Vol.6) 旅と音楽 オリビア・ニュートン・ジョンに恋して、カレン・カーペンターを聴いて眠る。 そんな小学生時代を過ごし、高校生の時に我が日本の誇る Sony Walkman が発売された。 この時から、文字通り僕の人生は、常に音楽と共にあった。 なんでこんな昔話をしているかというと、今でも旅で移動している時、そして自転車で配達をしている時もスピーカーから流れる音楽と共にいる。そして、この運動しながら音楽を聴く、その時に雑多なアイディアが頭に浮かぶ。そんな習慣が何十年も続くという事は、これは何か脳に報酬が出ているに違いない。そう思って、ChatGPTに尋ねてみた。(うちのメンバーは仕事用にトークンをセーブしておきたいので、雑多な話は彼に聞くことが多い。) 「運動+音楽は一体どんな効果を脳にもたらしているの?」 彼の回答を要約すると、 「運動は脳の覚醒レベルを最適域に整え、普段は強くかかっている前頭前野の制御——つまり「ちゃんと考えろ」というブレーキ——を緩める。そこに音楽が加わると、報酬系が刺激されて気分が良くなり、リズムが脳波を安定させる。この二つが重なると、脳の中で自由な連想が走り始める。深層意識がバックグラウンドで記憶を再結合し、ある閾値を超えたものが意識に浮上する。」 彼はこれを「探索最適化」と呼んだ。脳が、未知の構造を探索するのに最適な状態を自動的に作り出している。なんと僕は無意識のうちにそういう事を行なっていたらしい。 探索最適化 そうか、世界の解像度を上げるために、まだ見えていないものを探す。それは、僕が本に書いている「旅」そのもの。 僕の本では、旅とは世界を観察する解像度を上げることだと書いた。知らない土地を歩き、見たことのないものに出会い、自分の世界の認識が更新される。その積み重ねが旅だ。 そして、僕は身体で「肉体の旅」をしながら、音楽と共に「思索の旅...

僕の日常 - My Daily Routine

イメージ
Switch to English For my international friends: Please click the button below to read in English. 配達と歩く僕 僕の日常 - My Daily Routine 身体を使った旅の物語を作っているのに、AIの話ばかりじゃ誤解されそうだ。 そこで、今日は僕の日常を紹介しよう。 机に齧り付いて、AIシステムを作る。 本を執筆して、それを翻訳する。 朝までAI達と議論をして、プロジェクトポリシーを更新する。 そんな事をずっとやっている訳じゃない。 それは、ほんの一部。 真の姿は...自転車で食事を運んでいるのだ! 午前中は、犬の世話をしたり前日のリサーチを整理したりする。 昼前から夜まで、自転車で走り回る。距離は大体70kmくらい。 1日の売り上げは1万円程だ。 そして、この自転車で走っている間に、様々なアイディアが頭に浮かんでくる。 それを、家に戻ってAI達と議論する。 たいていの場合、大きな穴があったり、論理の飛躍があったりする。 でも、たまに大ヒットもある。 とにかく肉体と精神は連動しているのだ。 両方しっかり使おう。 その他に、今日は夕方、次の旅に使うデバイスのテストをした。 今は道具も自分で作っている。 写真の徒歩旅用のDIYウォーキングトレーラーは、試作第12個目。 まだまだ、完成には至らない。 詳細は、そのうちここにも書く。 夜ご飯を食べた後は、僕とAI達のチームが大活躍する。 コンテンツ制作の時間だ。 60歳を過ぎていても、毎日これだけ活動する。 「Senior body, young spirit」 これが「Stoic Wayfarer」の精神だが、それは旅の間だけに限った事ではない。 僕の人生が、全てこの精神で構成されているのだ。 さて、今晩はこれから翻訳作業の続きをする。 僕のAI達は容赦が無い。 ...

旅する理由 - Why I travel

イメージ
Switch to English For my international friends: Please click the button below to read in English. Sunset at a beach (Vol.5) 旅する理由 先日は ChatGPT と7000行にも及ぶ議論を交わし、自分の行動原理を探っていた。今日は「なぜ自分が旅を欲するのか」という話をしよう。 僕は現在、様々な国の本当の姿を知ろうとする人力による物理的な旅と、ここでそれをコンテンツとして制作する過程の旅を行っている。その原動力とは一体何なんだろう? AI利用の線形モデル(量の拡大) 旅の話なのになんで「AI」の話? まあ、ちょっと聞いて欲しい。 OpenAIのChatGPTが話題になった当初、僕は皆の例に漏れず、AI に質問をして回答を得ていた。 そして、その回答に対してさらに質問をして回答を貰うと言う使い方だ。 そのうち、AIが色々なデータを出力できることにも気が付いた。 テキストになるものは何でも。 そして、画像も、動画も、音楽も。 確かに便利になった。 しかし、これは既存のメディアに流される情報を観る(=消費する)、パッケージ旅行を楽しむ(=消費する)過程に酷似している事に気が付いた。 どれも僕が止めた習慣だ。 そこで、最初に戻った。AIチャットとの討論。言語学習。 そして、それらが僕自身の能力を引き上げてくれる事に気が付いた。 現在の、多くの人達のAIの使い方、世に溢れている生成物、そしてハウツー物。 それらが全て示しているのは、線形的な出力の拡大だ。 簡単に示せば 「人間の入力 x AI効果 = 拡大された出力」 プロンプトエンジニアリングで「人間の入力」を大きくし、 モデルの進化によって「AI効果」を拡大する。 結果的に「拡大された出力」が大きくなる。 しかし、AIは魔法の道具じゃない。 錬金術はできない。ゴミを放り込んで金塊を出力する事はできないのだ。 そ...